2021年より新たに立ち上げられた首都圏を対象とした建築設計イベントです

建築学縁祭
Rookie選
アーカイブ
審査員
一次審査員
伊藤 潤一 千葉大学 助教
大竹 由夏 ものつくり大学 講師
斎藤 信吾 東京理科大学 助教
佐野 哲史 慶応義塾大学 専任講師
田中 義之 東京大学 助教
種田 元晴 文化学園大学 准教授
津川 恵理 東京藝術大学 教育研究助手
西田 司 東京理科大学 准教授
藤江 航 青山製図専門学校 教員
保坂 猛 早稲田大学芸術学校 准教授
松川 昌平 慶応義塾大学 准教授
Rookie選 2次審査結果
クリティークによる巡回審査を経て、
選出された10 作品から最終講評にて各賞を決定いたしました。
~ 最優秀賞 / 優秀賞 / 企業賞 ~



Worm Chair「優秀賞」
名前:藤原 彰大 ID:0252
大学:慶應義塾湘南藤沢
尺取り虫のように組みあがる椅子を作成。椅子として使用しない場合、折りたたむことで収納が可能。同時に、曲線から椅子の形を定めるプログラムを作成した。台形のピースを並べ、ベルトを通すことでテンショ ンをかけた際に縦軸の動きを実現。



学び場のらく書き「優秀賞」
名前:奥田 真由 ID:0165
大学:法政大学
単位を取得するためだけの学びが、他人が介入することで能動的に学ぶようになる。用意された教科書を鵜呑みにせず、友人と議論を重ねていく。無意識にバイアスのふるいにかけられた知識に自分なりの考えを赤文字で上書きしていく。



日常のうらがわを「最優秀賞」
名前:吉村 優里 ID:0216
大学:武蔵野美術大学
情報社会の現在ではもはや日常はスマホの中に、非日常は現実のリアルな世界へと移行しつつある。時間の感覚を忘れ、情報過多で苦しくなることが増えた。そのような日常から少し距離を取れるような、現実の世界を楽しめるような、日常のうらがわを作ることはできないだろうか



ハレ、ケ゚、ケガレ、ハレ「ポラス賞」
名前:小川 七実 ID:0167
大学:法政大学
門前町として栄えた大田区池上。そこに住む人々の暮らしには「ハレとケ」が存在する。ここでは、池上における住空間を再構築し、“銭湯” という地域のコミュニティ空間に付着せさる事で実現できる、豊かな住空間と新たなコミュニティ文化を形成する集合住宅を提案する



手漉き紙に綴る「メルディア賞」
名前:法兼 知杏 ID:0147
大学:法政大学
ネットで情報を調べられる時代に、情報収集のためだけの機能を持った図書館には人が訪れなくなるだろう。印刷の街・神楽坂からの古紙回収、図書館から除籍された本を回収して再生紙を作る。創作の機能を入れた図書館を提案する。



みせるウチ、つなぐソト「総合資格学院賞」
名前:大池 智美 ID:0385
大学:芝浦工業大学
この敷地周辺の住宅は、公園に対してブロック塀を築いており、どこも親水公園に対して閉ざされている。空間的な閉鎖は社会的な閉鎖さえも生み出してしまう。この解決を図るため 3 軒の家がまちに対しても公園に対しても、開放的であるべきだと考えた。
~ 佳作 ~



Aper TUBE「佳作」
名前:山田遼真 ID:0207
大学:武蔵野美術大学
境界を拡張する。周辺環境から子供たちの安全面を考慮して、単に閉じた建築にするのではなく、閉じていながらも開かれているような関係になるような形をスタディしていきました。内部と外部の境界である壁や窓や扉を工夫することによって、このような関係を築けるのではないかと考えました。



織りなす床「佳作」
名前:角田 翔 ID:0217
大学:法政大学
青山に訪れた人や住んでいる人は自分の居場所を探し、街を歩いている。また、自然が多くその近くにはベンチなどが設置されていて、歩いている人たちを片目に休んでいる人をよく見かける。そのため、街を歩いている人と休んでいる人の対比が街全体に広がり街の面白さを際立たせている。



流れを纏う「佳作」
名前:猿山綾花 ID:0381
大学:東海大学
地面から立ち上がる壁が光や風、 人々の生活、 そして外部空間を纏う。 淀みなく流れるような空間が壁に沿って生まれる。 敷地は長野県軽井沢町の 3 方向を森に囲まれた自然豊かな別荘街に位置する。2 人の建築家が SOHO として利用する為、 生活のシーンによって” 内” と” 外” が変化する。



夜の図書館「佳作」
名前:杉山 美緒 ID:0477
大学:早稲田大学
目的地と目的地をつなぐ図書館を設計する。図書館は夜になると開き、目的地を後にした人を受け入れる。アルミ板の屋根やセラミックプリントのガラス、カーテンウォールなどが図書館にいる人々のシルエットを映し出し、訪れる人は他人の存在をささやかに感じながら、夜の間を過ごす。忙しない日常の中で私たちに休息を与える図書館。
~ クリティーク賞 ~



Sumikiri house「クリティーク賞-吉村賞」
名前:伊藤 綾香 ID:0232
大学:日本大学
本設計では、時代とともに設えを変えるヒルサイドテラスのDNAを抽出し、そのDNAを建築操作に取り込むことでヒルサイドテラス群の延長としての複合施設を創造する。地域より近接した住まい方になるよう、「生業」の提案も同時に行う。



通り抜ける図書館「クリティーク賞-大野賞」
名前:松本 渓 ID:0172
大学:早稲田大学
通り抜けられる広場をメインに、ふらっと立ち寄ることができる図書館を設計した。広場を通ると、開口部から人々のいろいろな活動や本の背表紙が見える。囲われて閉ざされてるように見える空間は、通る人が様々な方向に視線を向けることで、奥行きのある空間となる。



偶発的体験、帯びる縁「クリティーク賞-冨永賞」
名前:小林 大馬 ID:0332
大学:法政大学
メディアやSNSの発達によって日々大量の情報を浴び、情報を与えられる受動的な態度になっているのではないだろうか。しかし、図書館における本を読むという行為は主体的である。これを



PLAY!LIFE「クリティーク賞-小堀賞」
名前:大杉 早耶 ID:0392
大学:青山製図専門学校 大杉早耶 長石巧三 伊藤拓音 佐々木大翔 飯島愛美
大人の運動不足だけでなく、子供の外遊びが減少しているというデータを見つけた。そこで、代官山という都会に気軽にスポーツをできる場を設けた。スポーツをするきっかけ作りの場所と、老若男女が楽しく運動のできる空間を提供し、スポーツを取り込める住宅を提案した。



木も虫も鳥も子供もいる世界の中で「クリティーク賞-平賀賞」
名前:徳家 世奈 ID:0436
大学:東京電機大学
かつて里山は人々が介入することで生物多様性がもたらされ、循環が生まれていた。山の資源を必要としなくなった今、それを教育へと還元することで廃れた里山の価値を見直し、新たな循環の構築から、人々を自然の一部へともう一度定位することを提案する。



水たまり、ヒトたまり「クリティーク賞-持田賞」
名前:大塚 史奈 ID:0466
大学:東京都市大学
ヒルサイドテラス横にあるこの敷地に集合住宅と新たな暮らしを提案するという課題において「水たまりのようなコミュニティ」を設計する。水=人、たまり=人の集まる場所と考え、“空間を掘る”という手法を用いて街や住人と関わることが出来る「水たまり」を設計する。
1次審査結果 100選
100選
100選選出者ID
0001 0002 0006 0012 0015 0016 0020 0021 0072 0128 0132 0135 0139 0147 0151 0155 0157 0165 0167 0168 0170 0172 0176 0177 0178 0181 0182 0185 0191 0201 0203 0206 0207 0209 0211 0216 0217 0220 0223 0231 0232 0233 0234 0234 0234 0235 0245 0249 0252 0256 0260 0268 0276 0276 0276 0281 0284 0291 0298 0302 0305 0314 0316 0324 0332 0333 0334 0343 0347 0379 0381 0382 0383 0385 0388 0389 0390 0392 0392 0392 0392 0392 0396 0401 0402 0408 0411 0412 0414 0421 0433 0435 0436 0453 0455 0456 0461 0466 0468 0477 0479 0488 0498 0503 0509 0510 0514 0531 0531 0531
100選に選出された方々、誠におめでとうございます。
首都圏大学・専門学校設計課題シンポジウム
9/25(土)~Rookie 選~との同時開催!!
~Rookie選~の応募作品が普段の授業の課題という事で、設計課題に対する建築教員によるディスカッションイベント企画となります。首都圏の大学や専門学校から、実際に設計課題の授業を担当されている教員の皆様や課題制作に関わっている教員の方に
パネリストとしてご参加いただき、現在の設計課題に関する議論を通じて、
これからの「設計課題」やこれからの「設計教育の在り方」についても熱いトークを繰り広げて頂きます。
多くの学校関係者の方々や、建築を学ぶ現役学生にとっても、大いに刺激となる勉強の場になることでしょう!!
登壇者
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今村雅樹
(モデレーター)
【経歴】
1953年 長崎市生まれ
1979年 日本大学大学院理工学研究科博士前期課程修了
伊藤喜三郎に師事後、今村雅樹アーキテクツ設立・主宰
2000年 日本大学理工学部助教授
2005年 日本大学教授
現在 日本大学特任教授
【受賞】
・日本建築家協会JIA新人賞・優秀建築選、日本建築学会教育賞・作品選奨、日本建築士会連合会賞、照明デザイン賞、東京建築賞、千葉県建築文化賞、BELCA賞、商環境デザイン賞(SDA)など
【作品】
・熊本県医師会館、太田市総合ふれあいセンター、合志市保健福祉センター、太田市沢野中央小学校、上越市石田眼科など
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今井 弘
【経歴】
アーキ・スペースデザイン研究所勤務、東京工業大学研究生を経て
1993 年 青年海外協力隊
1999 年 NGO ピース・ウインズジャパン
2007 年 独立行政法人建築研究所専門研究員
2010 年 独立行政法人防災科学技術研究所研究員
2015 年 株式会社毛利建築設計事務所
2019 年 ものつくり大学技能工芸学部建設学科教授

岩田 伸一郎
【経歴】
1996年 京都大学工学部建築学科卒業
1998年 京都大学大学院工学研究科建築学専攻修了
鹿島建設建築設計部、京都大学工学部建築学科助手を経て
2004年 日本大学生産工学部専任講師
2009年 同准教授
2017年 同教授

小林 猛
【経歴】
1980年 東京都生まれ
2005年 日本大学理工学部建築学科卒業
2007年 東京芸術大学大学院美術研究科卒業
2007年 住友不動産株式会社、デザイン事務所2001共同設立
・015年 日本工学院八王子専門学校 入職 建築学科/建築設計科 学科長(現職)
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下吹越武人
【経歴】
1965 広島県生まれ
1988 横浜国立大学工学部建築学科卒業
1990 同大学院修了
北川原温建築都市研究所
1997 A.A.E.設立
2009 法政大学デザイン工学部建築学科准教授
2011 法政大学デザイン工学部建築学科教授、現在に至る
【受賞】
・日本建築学会作品選奨、東京建築賞戸建住宅部門最優秀賞など
【作品】
・和歌の浦アート・キューブ、K2 houseなど
首都圏建築学生・活動発表会
参加団体
9/25(土)設計課題シンポジウムとのコラボ開催
大学や専門学校で活動している、建築サークル・学生プロジェクト団体による、建築活動発表の場として実施開催します。低学年から、高学年までの縦の学年の繋がりや、他校とのネットワークによる学生プロジェクトチーム。 授業外での「建築」の考え方や捉え方を、
現在活動している各団体のメンバーからプレゼンテーションいただきます。
シンポジウムにご参加いただいた建築系教員の方々にも視聴参加いただき、意見交換の場にしたいと考えています。
活動に興味のある学生の皆さん、このような活動に参加してみたいと考えている皆さん、
ぜひ、ご友人や知人をお誘いの上、ご参加下さい!!お待ちしています!!!

建築倶楽部
(中央工学校)
代表 荒瀬康太

建築構造デザイン研究サークル
(日本大学理工学部建築学科)
部長 本多 響

理科大野田建築サークル DOC
(東京理科大学)
代表 許山 桂

WA-K.pro
(工学院大学)
代表 依本 晃希

ZAG project
(法政大学)
代表 石田林太郎
『繋』建築写真展
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Rookie選に加え建築写真の展示を行いました。
コロナ鍋で学生間の交流や大学間の交流が減少した中で、コンテストや会場展示で「繋」場を設けました。
建築写真展では建築学生から「繋」が表現された建築の写真を撮っていただき、
応募された建築写真群は会場にて来場者投票により審査を行いました。
Rookie選に加え豊かな建築写真を通して学生同士をつなげる企画となりました!
テーマ 『繋』
空間を対象とした『繋』のみえる写真を募集しました。建築は「空間」を創造し建築は空間を創造しています。
建築物だけではない何かが構成した『繋』のみえる空間を皆で創造し、建築を創造する新たな手掛かりとなることを目的としました。
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8「祖父の気配」
夕暮れ時、祖父は家を離れて散歩をしていた。残った私は、家の中をぶらぶらと歩く。その家を建てるとき、祖父は「どこにいても庭を感じられる家にしてほしい」と依頼したそうだ。廊下から見た和室には、椅子が置かれていた。畳には木漏れ日が落ち、半分開かれた障子の外には竹が植えられている。そこは、まるで揺らいでいるようであった。
芝浦工業大学 半田洋久
優秀賞
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19「暗光 -表裏一体の「繋」を探る-」
光は光だけでも輝くことができるが、暗闇はそれだけでは輝くことができない。しかし光があることで暗闇は引き立ち、一つの魅力を作り出す。この写真は暗闇の奥に海が広がっているが、その海は一種の光とも見える。光は空間に輝きを生み出すがその先の景色をかき消すものにもなるのである。光と暗闇は表裏一体であり、これらが繋がりをつなぎ魅力を引き出す。空間を作り、つなぐ「暗光」は「繋」を体現しているのではないか。
東京電機大学大学院 平林慶悟
最優秀賞
実行委員長賞
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25「休憩」
燃えるように咲き誇る彼岸花の海。なんの変哲もない空間にベンチ1つ置く。すると不思議と人々はその場で歩みを止める。
前の人の置き土産は今度は誰に届くかな?
日本大学 鈴木千純
優秀賞
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9「灯りのもとに集う」
夜の東京の町。軒先に吊るされた無数の提灯の灯りに惹きつけられ、人々は横丁にやってくる。壁を感じず、人と人との距離が近いこの場所では、至る所から愉快な会話が聞こえてきそうだ。また皆で気兼ねなく卓を囲むことができる日が来ることを願って、シャッターを切った一枚。
慶應義塾大学 高田真之介
~実行委員コメント~
この作品は提出された作品の中で最も写真展のテーマである「繋」がみられると思います。
なんの変哲もない空間にベンチがあることで、同じ空間にいる人と人とで繋が生まれ、
ベンチに「置き土産」があることで、その空間にいない人とも繋が生まれると想像できました。
ベンチと置き土産は建築物ではないですが、建築を創造する新たなきっかけになると考えます。